ごく普通の男 その2

ごく普通の男

あいも変わらず同じ生活。

仕事で多少の悩みは抱えているがそれ以外はすごく楽。

仕事をしているという事で家族からは何も言われないし自由に生きている感じがした。

人間は楽な方に流されるという。

それはごく当たり前のことだ。

仕方がない。

人間だもの。

バリバリに仕事や遊びに打ち込んでいる人は皆こう言う。

「全然ツライなんて思った事ないですよ。だって好きだから。」

ごめんなさい。意味わからない。

本当にわからない。

僕はこんな人間だからこのままなのかな。

こういう人間だから分からないのかな。

でもむかし学生の頃は部活動がキツくてもツライという思いはなくむしろ前向きに取り組んでた気がする。

その事を踏まえて今の自分を見てみるとちょっとダメになっているね。

認めたくないけどそういう事だと思う。

この年で急にキャラを変更して意識高い系人間になるのか?

いやいや、そんな事は出来ない。

恥ずかしいじゃん。

でもあの頃のことを思い出せば思い出す程今の自分が情けないな。

結婚してるわけでもなく誰かのために生きているわけでもなく自分のために生きているだけで精一杯な男。

求められているのは仕事だけ。

そういえば深夜のテレビ番組でやってた気がする。

あるドキュメンタリーで自分の人生、仕事に全力になって何十年も会社のために働いたのに結局捨てられて何にも出来ない人間だということに気付いたという話。

気付いた時には遅かったと。

よくある話ではないか。

それでも考えてみるとその人は在籍中は会社のために一生懸命働いたというものが残っていて必ず次の道が見えていると思う。

今の自分はどうだろう。

会社のために自分の貴重な時間を使って対価として給料を得られる。

そこに疑問を感じていませんか?

同じ会社に15年もいると平社員ではなく役職を与えられ昇給もありそれと同時に責任も上がる。

そして何より一番疑問に思っていたのがやりがい。

会社はよくいう。

何に対しても数字で表せ。

納得させるには数字しかない。

ごもっともだ。

しかし、やりがいを数字で表せるものなのだろうか?

難しいと思う。

これは会社への愚痴などではなくただの疑問だ。

自分がこんな人間だからこういう考えになってしまうのかな。

それも仕方ない。

僕は僕だから。

つづく。

 

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