ごく普通の男 その8

ごく普通の男

デブの猫。

その猫をニャンと名付けた。

カワイイ。

何度も言うがホントにカワイイ。

彼女よりカワイイ。

何度も言うが彼女には申し訳ない。

僕は無類の猫好きだ。

だがニャンには特別な何かを感じていた。

キジトラ。

ふてぶてしい顔

ご飯をもらってももっとくれと言わんばかりの顔。

ちょっと歩いたらすぐポテッと横に倒れて休む。

僕は猫に同じ何かを感じているのかもしれない。

土曜日の仕事終わりに行ったりするとすでにいて「遅かったな、待っていたよ。」と言わんばかりの顔。

その顔に対して僕は「ただいま」と言う。

ここは彼女の家だけど「ただいま。」

一緒にご飯を食べた後一緒にダラダラする。

幸せな時間だ。

そして泊まっていく感じになると僕も泊まる。

いつものネガティブな気持ちが無くなる。

ニャンが僕のことをどう思っているのかは分からない。

片思いでも構わない。

猫はもともと何を考えているのかは分からない。

僕はニャンのことが好きだ。

それで良いじゃないか。

このニャンを食べさせていくくらいなら出来そうだな。

彼女は無理だけど。

すまない。

僕はこんな男だ。

つづく。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました