気付き その10

気付き

工場の中は暑い。

みんな汗だくで仕事をしている。

僕はこの暑さが嫌いではない。

もともと子供の頃からずっと野球をやっていたため外でスポーツをしていた。

それはかなりツラかったが工場の中はもっとツライ。

気持ちの問題もあるのだが閉鎖された中での暑さの方がちょっとだけきついなと思う。

人によっては違うと思うが僕にとっては外の方が我慢ができる。

でもずっと日に当たっているとそっちの方がツライ。

条件によっては全然違うと思うが外の方が空気が動くというか風があったりして全然違う。

工場の中の仕事は閉鎖された状況とずっと同じ機械の前で製品は違えど同じことを繰り返している。

そして単純作業のため失敗もある。

人間は失敗するのだ。

そんなことは分かっている。

自分も経験済みだが分かってていても人間は失敗するのだ。

これはどうしようもない事実なのだ。

製造業ではこれをポカミスとよんでいる。

これをいかに無くせるかで不良率は変わるしこのポカミスを無くせるようなシステムを作れたのならば本当に素晴らしいうことだろう。

先にも行った通り人はミスをするのだ。

失敗は成功の母と言っていた偉人もいたがこの現代での失敗はまわりから見たら結構ツライものなのだ。

いちいち不良報告書を出してその時の自分を悔やむ。

工場の作業員はストイックなのだ。

そのストイックな成果はあまり見られず給料にも反映されないことが多い。

完璧にできることが当たり前になっており日本のもの作りのレベルの高さが見えてくる。

僕も数々の失敗をしてきた。

中には自分がイライラしていてわざとのように失敗したこともある。

本当に悪い人間だ。

感情を表に出して作業をするとロクなことが無い。

そんなことは分かっているのに。

このミスを出来ない状況で常に完璧を求められるのは安全にも作業員のメンタル的にも良くない。

もともと僕は完璧主義だった。

自分に対しても人に対しても。

でも自分のミスがあると思うことがある。

やはり人は失敗をするのだ。

自分がカワイイわけでは無い。

人に優しくしようと思っているわけでもないが人の気持ちを分かる人間の方が人として大きいのだなと思う。

まわりからどう思われていようとも厳しいだけの人間は人としていかがなものかと思えてきた。

今までの自分が恥ずかしく思えてくることもある。

僕自身もそうだが人はもともと弱いのだ。

失敗したことをうだうだ言っても仕方がないのだ。

会社での失敗だから反省はしなくてはいけないし改善もしなくてはいけない。

仕事だから仕方がない。

何が言いたいのかというと僕はこれからいっぱい失敗をする。

先に言うのもなんだが絶対に失敗する。

それをどうやってサポートするのかが役職の仕事ではないのだろうか。

ただ闇雲に怒るのでは無くアドバイスをするとか今までの事例を挙げて今までの人はこうして失敗してきたんだと伝えればいいのだと思う。

それが経験や知識なのだと思う。

僕はこれから良いリーダーとなれるのだろうか。

今のままじゃなれないと思う。

あまりリーダー気質ではないが仕事だから仕方がない。

暑い中での単純作業は思っているよりはキツいということを管理している人は分かってあげて欲しいと思う。

経験しているだけでは無くて想像しているだけでも分かるだろう。

作業員というのはみんなが思っているより遥かに難しい存在なのだ。

確かに学歴でいえば書類や数字を操っている人たちより劣るかもしれない。

事件は現場で起こっている。

ものを作っているのは現場なのだ。

それを作っている人も管理している人も忘れてはいけないと思う。

今回はただそれだけだ。

つづく。

 

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