南の北へ その4

南の北へ

朝5時30分

僕は起床した。

普通だったらこんな早い時間に起きることなんてない。

僕と同じ部屋の人のイビキがすごいのだ。

もう1回寝ようとしても無理だ。

僕は仕方なくベッドから出て洗面所に行った。

みんながいた。

こんなに早く活動するもんなんだな。

そう思った。

顔を洗い歯を磨き少ししてから外に出た。

カンボジアの朝も早いらしくもうすでに多くの人が店を開けていて商売をしている。

僕は昨日の夜に行ったコンビニへ行き、もう一度コーラを買った。

屋台の朝食は食べずにパンを2個買いまた宿へ戻りゆっくり食べていた。

ここにきて今まではあまり気にならなかったのだが自分の体がベタベタしていることに気がついた。

そういえば日本の自分の部屋を出てから1回もシャワーを浴びていなかった。

僕自身は何とも思わなかったのだがまわりの人に不快な思いをさせてしまうのはいかがなものかと思い、朝食を食べたあとシャワーを浴びた。

シャワーを浴びているときに思ったのだが何となくだが日本より汚い。

水とかではなく一つ一つに対するものがいちいち汚いのだ。

これは普段日本で暮らしている人は無理だろうなあ。

そう思いながらシャワーを浴びていた。

この値段でこれ以上のクオリティーを求めてはいけない。

そう自分に言い聞かせながらフロントへ向かった。

「チェックアウトしますが僕のバックパックをキープしててもらえませんか?」

僕は下手な英語でそう伝えた。

フロントの女の子は「いいよ」と言い面倒くさそうに僕のバックパックを裏の部屋へ置いてくれた。

僕は小さいバックとカメラのみで外へ出た。

ポケットの中にはパスポートやクレジットカードがあるがとりあえずは身軽になった。

外に出て少し歩くと大きな通りがありそこにはトゥクトゥクがいっぱい並んでいた。

近くにいた運転手らしき男がパンフレットのようなものを出してきてどこに行きたいのか聞いてきた。

僕はキリングフィールドとバス乗り場だけを告げた。

しかし彼らは他にも色々と楽しいところあるよみたいな目で僕にアピールしてきた。

時間があればもっとこのプノンペンという街をゆっくりとまわりたいのだがあいにく僕には時間がなくそんなに長くここにはいられないのだ。

とりあえずバスのチケットを買いたいと言いバス停へ向かった。

バス停は人が多く日本のように自動販売などではない。

係の人は手書きでチケットに行先と座席、名前を書いているので非常に遅い。

システムというか何というか突っ込みどころが満載なのである。

僕の順番が来て夕方にシェムリアップへ行くバスがあるか聞いてみると「それはここではなく2つ隣のバス会社だね」と言われた。

ここで全部のチケットを扱っているものだと思ったからちょっとイラっとしてしまった。

僕は場所を移動し夕方のチケットがあるかを聞いた。

係の男は「あるよ」と言った。

僕は1枚購入しお金を払った。

そのとき係の人が「乗るのはこのバス停ではないよ」と言ってきた。

え?

そうなの?

バックパックを取りに行ったらホテルの人に聞いてみよう。

そのまま僕はキリングフィールドに向かった。

つづく。

 

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