PENTAX DA★55mmf1.4SDMは破壊力抜群だった。(その2)

カメラ・写真

僕が初めて一眼レフカメラを手にしたのは2013年冬。

機種はニコンD5100ズームレンズキットだった。

テレビの深夜番組でインドに一人旅をしている若者に触発され初めて海外に行くと決めた日に「最初で最後の海外一人旅だと思うからその時に僕が見た景色をいっぱい写真に残しておこう」

スマホも持っていたが当時はスマホの画像もそこまでキレイではなかったからやはり一眼レフカメラが必要だと感じていた。

見た景色をそのままの印象で残してくれるものでよかった。

旅を終えてデータを確認してみるとやはりそこには見たままの景色が残されていた。

当時の僕はそれで満足だった。

そのインド一人旅は最初で最後とはならず結局今まで振り返ってみると47カ国を旅することとなりその間に何回かカメラを変えている。

その中でも一番お世話になったのがペンタックスK-3だ。

このカメラがなければ僕の旅は語れないと思う。

過酷な貧乏旅ということもあり多くのレンズは持っていかずシグマ18-50mmf2.8やタムロン70-200mmf2.8の2本が主力となった。

しかしある程度して日本で過ごしてみるとやはり単焦点レンズの写りに憧れを抱き買ってしまうのである。

その単焦点レンズがペンタックスDA★55mmf1.4SDMである。

ペンタックスK-3のセンサーサイズがAPS-Cということもあり35mm換算でいうと82.5mmになってしまう。

世界中を周る旅に使えるかというと難しいのである。

PENTAX DA★55mmf1.4SDMは破壊力抜群だった。
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しかし日本でゆっくり構図を考えて撮るには良いレンズである。

他の記事にも書いたがこのレンズはポートレートを取るのに適しているレンズだと思っている。

もちろん友達の少ない僕にとって被写体がいないという致命的な状況を考えなければこのレンズを所有する意味はあるだろう。

僕は被写体になってくれる人を撮影会のサイトで探しモデルをお願いした。

「撮影会にはこのレンズしか必要ない」

当時の僕はそう思っていた。

単焦点レンズはそれしか持っていなかったしズームレンズ使っても良いけど何かちょっと気が引けていた。

とにかくポートレート撮影時にはこのレンズ一択で勝負していた。

女性はいつ、何回撮っても良いものだ。

僕はそう思っている。

そのモデルさんがアルバイトであろうともプロ根性があろうともそこから作られる表情は同じではなくその瞬間を撮らないと2度とその表情を撮ることはできないのだ。

大袈裟な話っぽいが本当である。

このレンズ。

最高だ。

ピントが合ったところはキレッキレに解像して肌の質感をしっかり写真として残してくれている。

女性は嫌がるだろうが肌荒れや毛穴の状態なども見えてしまっているのだ。

目にピントが合った時はモデルさんの目に撮影をしている僕の姿が映る。

それが嬉しかった。

僕の力ではない。

カメラとDA★55mmf1.4のチカラである。

そんなことは分かっているのだが嬉しかった。

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しかしやはりこのレンズを使っているとファインダーから見える景色もまた格別だ。

自分だけの世界に没入できる。

よく戦場カメラマンがどんなに危ない地域でもファインダーを除いている時だけ無敵になれると言っていたが何となく分かった気がする。

自分だけが見えている世界で他の誰にも見えていない世界だ。

そしてシャッターを切るとその世界が具現化される。

カメラを買ってよかった。

このレンズに出会えてよかった。

中古で買ったにもかかわらずこんなに感動できるなんて。

今度は新しいレンズを新品で買おう。

撮影会にはモデルになってくれる女の子がいる。

みんな可愛いのだ。

その女の子がポーズを取ってくれて表情を作ってくれる。

そして撮影会を運営している人が撮影する最高の環境を作ってくれている。

本当にありがたいです。

もちろんお金を払っているのは僕だけどありがとうと言わせてください。

運営者にも女の子にも感謝です。

基本的には都内での撮影になり群馬の田舎者の僕には来るだけでもちょっとした苦労だ。

しかしそんな過程も楽しめてしまう。

ちなみに今回の撮影はリクエストした女の子ではなく代理で来てくれた人だった。

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僕が高崎駅から東京へ行くときに運営者からメールでモデルさんが急病で来られなくなってしまいましたというメールを受け取り僕は焦ってしまった。

でも、代理の〇〇さんが来れますがそれでもよろしいでしょうか?と運営さんからの気遣いもあり今回の撮影が出来ています。

そして急遽モデルさんとしてきてくれた女の子には本当に感謝しています。

そして本当に可愛かった。

夢のような時間をありがとうございました。

そしてやはりこの撮影になくてはならないレンズ。

ペンタックスDA★55mmf1.4SDM。

これからも使い続けるだろう。

 

※このページの写真はすべてAKIRAが撮影いたしました。

※このページの写真はすべてペンタックスK-3とペンタックスDA★55mmf1.4SDMを使用して撮影いたしました。

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コメント

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