今使っている僕のスマホはRED MAGIC3というゲーミングスマホだ。
3Dゲームをしても画面がカクカクしないくらい処理能力が高いハイエンドスマホに入るものだ。
背面にはファンが付いていてゲーム中はファンが回りスマホの発熱を防いでくれる。
(しかし通常時にはファンを回す設定がないため結構熱くなる。)
そんなハイスペックなスマホも使用してから2年が経つ。
買い替えたいなと思った。
僕は仕事でフィリピンに住んでいる。
値段が高い買い物の時は一時帰国をしたタイミングで買ってからフィリピンに持ってきていた。
しかし、このコロナウィルスの状況で簡単に一時帰国することは出来ない。
僕は次のスマホはASUSのZenfone7 proにしようと思っていた。
もちろん日本でも買えるのだが僕はいつもスマホは海外製を使用していた。
その理由は日本製は法律でカメラのシャッター音があるからだ。
僕は写真が好きで写真を撮っても良いか判断のつかないところはスマホのサイレントシャッターで撮影していた。
もちろん日本のスマホでもアプリケーションを入れれば音は消える。
しかし、そのアプリケーションを使ったことによって画質が悪くなることが多いのだ。(今はよく分からないが)
そういう理由で海外でスマホを買うことが多かった。
そして僕が今回スマホを買う条件としてはハイエンド、DSDV(2つのSIMが入りどちらでもネット回線が使える)、SIMトレイにMicroSDカードが入ること。
これが条件だった。
この条件で探してみるとASUSから発売されているZenfone7系しかなかった。
このスマホはフィリピンでは流通していなかったのだ。
ASUS製品はいっぱい出ているのに何故かZenfone7だけないのだ。
フィリピン国内で有名なECサイト(ラザダやショッピー)を見ても無かった。
あるのは個人が出品している中古で本物かどうかも見分けがつかない怪しいものだった。
僕は仕方なくシンガポールにあるETORENという世界的にも有名なECサイトでASUS Zenfone7 Proを注文した。
そして一緒にタブレットも欲しかったのでLenovoから発売しているLenovo Tab Pro 11というものも注文した。(これはフィリピン国内にも流通していた)
合計で1,287ドル。
日本円で言えば15万円弱でありフィリピンペソで言えば72,000ペソである。
いま思えば別で買っておけばよかった。
注文から14日間が経過してようやくフィリピンに到着した通知が来た。
フィリピン国内ではDHLという業者が配送してくれる。
その際には必要書類と弁護士スタンプ(Notary)が発生してしまうため結構面倒くさい。
フィリピンでは50,000ペソを超える輸入に関して関税がかかることも知っていたしそれを支払ってしまうと日本で買った方が安くなってしまうことも承知だった。
「やっぱりスマホだけ買っておけばよかったかな。50,000ペソ以内だからすんなりと輸入できたかもしれないし」
少し後悔もしていた。
しかし、これからもっと面倒臭いことが起こった。
DHLから電話で思わぬことを言われた。
「これから関税に通す前にフィリピン電波局の許可を取りに行きますね」
何それ?
「だいたい1週間から2週間くらいかかってその後に関税通すからお渡しできるのは1ヶ月後くらいかな」
‼︎‼︎
関税を通すことは分かっていたが電波局の許可を取らなくてはいけないのは想定外だった。
意外とフィリピンは外部から仕入れたものに関してケチを付けたがるから心配だ。
関税に関してはすでにDHLから見積もりも出ているし問題ないのだが電波局にいくら取られるのだろう。
本当に僕の手元に届くのだろうか。
早く使いたいのにというイライラ感と役所に難クセつけられて取られてしまうのではないかという心配が僕の心を揺さぶっていた。
しかもここまでの手続きを自分1人でやったわけではなく会社のフィリピン人スタッフにお願いして手助けしてもらった経緯があるからこれからはこういう買い物は控えようと思った。
注文してから約1ヶ月でようやく僕の手元に届き無事スマホは使えている。
今回の教訓はスマホは日本で買ってフィリピンに持ってこよう。
もし海外製が欲しいのであれば日本で海外製を買ってからフィリピンに自分の手で持ってこよう。
思えば日本で仕入れたRED MAGIC3も中国から直接輸入をして日本で約5,000円の関税を支払った。
しかし電波局での問題は無かった。
日本っていい国だな。
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