カメラと共に生きる。

カメラ・写真

世の中には写真家という人とプロカメラマンという人がいる。

どちらも同じカメラという機械を使い写真を撮ることを売りにしている職業だ。

しかしクライアントは写真家とプロカメラマンに求めているものは全然違う。

写真家は撮った写真を売る。

プロカメラマンは求められたものを撮る。

どちらもしっかりとした職業だ。

どちらが偉いとかすごいとかは区別できない。

僕は両方すごいと思っている。

写真家は言う。

プロカメラマンの限られた時間の中で求められた写真を撮ることはすごい。

プロカメラマンは言う。

写真家のような見ている人を感動させられるようなものを撮れることはすごい。

どちらもすごいのだ。

今の時代は1人1台スマートフォンを所持しており誰もが写真家でありカメラマンになれる。

ものすごく質の良い写真も撮れるし手軽なのでいつでも撮ることができる。

プロカメラマンや写真家のような人はいらなくなってしまうのではないのか?

スマートフォンに消されてしまった職業はいくつもあるだろう。

カメラもその部類に入るのだろうか?

僕の答えはNoだ。

写真家やプロカメラマンが撮った写真にはその人の技術、経験などを超えた人に見られるものを作るチカラがあるのだ。

ネットや本屋で綺麗だなと思う写真。

見ている人にテーマを持って伝えてくるポスター。

人々が日常生活を送っている場面を切り取ったスナップ。

オリンピックやエンターテイメントライブでもう帰ってこないであろう一瞬を切り取った写真。

そのほぼ全てを作っているのはカメラを使い生計を立てている人達だ。

フィルムからデジタルに変わりカメラも写真を撮る機械から家電の一部になっていっている。

時代は変われど職業として人生の一部を捧げている人から出てくる写真はまた違ったものなのだ。

なんとも思わないと言う人もいるだろう。

しかしそんな人にも必ず思い出に残っている一枚があるはずだ。

思いは伝わると言うことを写真に込めているからだ。

どれが良いとか悪いとかではなくて全てを尊敬している。

技術、知識、経験などで変わってくるだろうがやはり気持ちだと思う。

写真に限った話ではないが人間の一番大事な気持ちがあらわれるような写真が撮りたい。

そう思って日々シャッターを切ろう。

 

 

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